TPP3月中旬に首席交渉官会合、大筋合意は後ずれの可能性

2015年2月21日(土)08時54分

[ワシントン 20日 ロイター] - 環太平洋経済連携協定(TPP)の首席交渉官会合が3月9─15日ごろにハワイで開かれることが20日、関係筋の話から明らかになった。

TPP交渉をめぐっては、3月半ばにも大筋合意に至るとの期待が高まっていたものの、今回の会合は閣僚レベルでの会合に向けた事務レベルでの協議となる見通しで、合意時期は後ずれする可能性が出てきた。

オーストラリアのロブ貿易相は今月5日、2月半ばから3月半ばまでに合意したいとの考えを示していたほか、メキシコのグアハルド経済相も1月、3月半ばの合意は「実現可能」との見方を示していたものの、新薬の保護期間といった知的財産など政治的にセンシティブとされる課題ついて協議する閣僚会合の日程は決まっていない。

米通商代表部(USTR)のベッター首席農業交渉官は19日、「閣僚レベルでの協議で必要となる何らかの合意を得られると想定する」と語った。

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