米FRB、次回会合で「忍耐強く」削除の公算=連銀総裁 

2015年2月21日(土)08時52分

[フィラデルフィア 20日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀のプロッサー総裁は20日、政策金利の先行きを示すフォワードガイダンスの「忍耐強くいられる(patient)」との文言について、米連邦準備理事会(FRB)は次回会合で削除する公算が大きいとの見方を示した。退任を1週間後に控え、ロイターのインタビューに応じた。

総裁は「忍耐強くいられるとの文言について、米連邦公開市場委員会(FOMC)が対処する必要があるのは明らか」と述べた。

また市場と効果的な対話ができない場合、利上げ開始時に市場のボラティリティーが高まる恐れがあるとの見解を示した。

市場との対話が、どの程度円滑に利上げできるかを左右するとし、「利上げ時のボラティリティーリスクが必要以上に大きいのではと懸念している」と述べた。

また利上げ時期見通しをめぐる市場とFRBのかい離は「小さくない」とした。

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