ECB量的緩和、ユーロ急落せず=欧州副委員長

2015年2月20日(金)02時19分

[ロンドン 19日 ロイター] - 欧州委員会のドムブロフスキス副委員長(ユーロ担当)は19日、欧州中央銀行(ECB)が来月開始する量的緩和(QE)により、通貨ユーロが大幅に下落することはないとの見方を示した。

同副委員長はロンドンで開かれた銀行関連の会議で、「ECBによるQE実施はすでに市場に織り込まれているため、外国為替相場が大きく動くとは予想していない」と述べた。

一部アナリストの間では、ECBがQEを開始する一方、米連邦準備理事会(FRB)が利上げに踏み切れば、ユーロが対ドルで等価(1ユーロ=1ドル)、もしくはこれを下回る水準まで下落するとの見方も出ている。

この日の取引でユーロ/ドルは1.1391ドルで推移。年初からの下落率は約6%に達している。

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