エールフランス・KLM14年決算は減収減益、コスト削減加速へ
2015年2月19日(木)17時18分
[パリ 19日 ロイター] - 仏蘭系航空大手エールフランス・KLMが19日発表した2014年決算は、乗客数は前年比1.3%増加したものの、売上高は同2.4%減の249億1200万ユーロだった。
利払い・税・償却前利益(EBITDA)は15億8900万ユーロと、前年から2億6600万ユーロ減少した。パイロットによるストライキが響いた。
トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト予想平均は、売上高が248億4000万ユーロ、EBITDAが16億7100万ユーロだった。
昨夏からの売上高減少とストによる影響が続いていることから、2015年の利益見通しは示さなかった。
エールフランス・KLMは、コストや投資の削減を加速させると発表。2015年と16年にそれぞれ年間3億ユーロ(約3億4200万ドル)の投資削減を行うとした。また、自主退職を通じた800人相当の追加人員削減を実施する方針も明らかにした。
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