ドル、FOMC議事要旨発表後に下落=NY外為市場
[ニューヨーク 18日 ロイター] - 18日のニューヨーク外為市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨発表後、ドルが主要通貨に対して売られ発表前の上昇分を帳消しにした。
米連邦準備理事会(FRB)が公表した1月27-28日開催分のFOMC議事要旨で、時期尚早な利上げは景気回復の妨げになりかねないとの懸念が示され、また「忍耐強い(patient)」との文言を削除すると市場の利上げ期待を「過度に限定させる」可能性があるとの指摘が見られた。
ドル/円
シティFX(ニューヨーク)のG10為替戦略部門の世界責任者を務めるスティーブン・イングランダー氏は「議事要旨は、FRBが利上げを少しも急いでいないということを示唆しているようだ」と指摘した。
ユーロ/ドル
前出のイングランダー氏は「ギリシャとユーログループが金融支援の延長をめぐり、何がしかの妥協点を見出すとの強い憶測がある」との考えを示したうえで、FRBが年内に利上げするとの観測は変わっておらず、ドルはユーロに対していくらかではあるが高く推移したとも述べている。
一方、スイスフランはドルやユーロに対して売られた。ドル/スイスフラン
ドル/円 終値 118.78/80
始値 119.27/28
前営業日終値 119.23/26
ユーロ/ドル 終値 1.1396/98
始値 1.1372/73
前営業日終値 1.1408/13
*内容を追加します。
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