ドル上昇、米利上げ観測強まる=NY市場

2015年2月19日(木)02時55分

[ニューヨーク 18日 ロイター] - 18日中盤のニューヨーク外為市場は、ドルが主要通貨に対して上昇した。

午後に発表される1月の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で、米国が今年半ばまでに利上げすることを示唆するとの見方が広がり、米長期金利の指標となる10年債利回りが約1カ月半ぶりの高水準となる2.16%をつけた。長期金利の上昇は米国への投資流入につながることから、ドル買いを促した。

ユーロ/ドルは0.46%安の1.13575ドルだった。ユーロはこの日、対ドルで下落したものの、前日につけた1.13220ドルの安値からは持ち直している。ギリシャがユーロ圏に対する融資延長の申請を決めたことでギリシャ債務問題への懸念が後退した。

ドル/円はほぼ横ばいの119.225円で取引された。日銀が現行の金融緩和策の継続を決め、黒田総裁が追加緩和の必要はないとしたことが円を下支えした。

ドルとユーロはスイスフランに対して、スイス国立銀行(中央銀行)がスイスフランの対ユーロ相場に設けていた上限を撤廃した1月15日以来の高値をつけた。スイス国立銀行が自国通貨安誘導のために介入しているとの憶測がスイスフランを押し下げた。

ドル/スイスフランは0.68%高の0.9432フランで取引された。

主要6通貨に対するドル指数は0.36%上昇の94.401だった。

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