ギリシャ手元資金が3月末までに枯渇、合意なければ=関係筋

2015年2月19日(木)02時47分

[18日 ロイター] - ギリシャの手元資金が遅くとも3月末までに枯渇する見通しであることが18日、関係筋の話で分かった。国際債権団との支援協議で合意しない限り、3月末以降の債務支払い義務が履行できなくなると見られている。

3月半ばに期限を迎える国際通貨基金(IMF)融資15億ユーロは返済できるものの、その後は支払いが困難になるという。

ギリシャ紙カシメリニはこの日、政府は早ければ2月24日頃にも資金が尽きる可能性があると報じている。

ギリシャはIMFへの返済後、4月には8億ユーロの利払い、夏には公的部門債権者に対する約80億ユーロの支払いを控えている。

これに加え、国内では公共セクターの給与や年金で月15億ユーロ、社会保障費や医療費で月10億ユーロを手当てする必要がある。

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