インドネシアとフィリピン過去最高値、タイ反発=東南アジア株式

2015年2月19日(木)02時31分

[バンコク 18日 ロイター] - 18日の東南アジア株式市場では、インドネシア株が金融銘柄の上昇を背景に過去最高値で終了した。同国の中央銀行が予想外の利下げに踏み切ったことが好感された。バンコク市場は終盤に安値拾いが入って反発し、SET指数は1600ポイントの大台を回復した。

ジャカルタの総合株価指数は1%高の5390.44ポイントで終了した。

ラクヤット・インドネシア銀行(BRI)は4%高、マンディリ銀行は1.9%高と、いずれも終値ベースで過去最高。市場関係者によると、利下げでローン需要が増え、銀行の利ザヤが膨らむとの期待が広がった。

インドネシア中銀は17日、主要政策金利を0.25%引き下げ、7.5%とした。

バンコクのSET指数は約1%高の1603.14と、2週間余ぶり安値水準となった前日の終値から反発した。

タイ政府のインフラ整備計画が投資家に好感され、素材大手サイアム・セメントなどセメント関連銘柄が値を上げた。

他の市場は、ギリシャ支援問題をめぐる期待で地合い改善を受け、おおむね上昇した。マニラ市場の主要株価指数PSEiは5営業日続伸し、7803.45と過去最高値で終了した。

シンガポール市場とクアラルンプール市場は半日の取引だった。両市場は20日まで旧正月の祝日で休場。

ジャカルタ市場とマニラ市場は19日が休場。ホーチミン市場は23日まで休場。

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