ギリシャ問題、16日の合意非常に悲観的=財務相会合議長

2015年2月14日(土)02時45分

[アムステルダム 13日 ロイター] - ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のデイセルブルム議長(オランダ財務相)13日、ギリシャの債務問題をめぐり来週16日のユーロ圏財務省会合で合意が得られるか、「非常に悲観的」な見通しを持っていると述べた。

オランダのテレビに対し述べた。ただ同議長は、ギリシャが予算方針の軌道から外れなければ、改革に関する既存の合意を若干修正することは可能と指摘。「それが適切なら、プログラムの変更は可能だ。そうなればわれわれは支援プログラムを延長することができ、ギリシャをめぐる状況は再び安定化する」と述べた。

ただ、事態に進展が見られ、新たな改革が実施される場合のみ支援を行うことができると指摘。過去何カ月にわたりこうしたことは確認できていないとし、ギリシャ政府がまず事態改善に動く必要があるとの考えを示した。

ギリシャと欧州連合(EU)、欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)の3機関で構成する「トロイカ」はこの日、同国への支援を確実に継続するための改革について意見をすり合わせるため、ブリュッセルで協議を行っている。

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