ドイツの国内基準CPI改定値、1月は速報値から下方修正
2015年2月12日(木)20時12分
[ベルリン 12日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が発表した1月の国内基準の消費者物価指数(CPI)改定値は前月比1.1%低下した。前年比は0.4%低下。エネルギー価格の下落を背景に速報値の前月比1.0%低下、前年比0.3%低下からともに下方修正された。
欧州連合(EU)基準でCPI改定値は、前月比1.3%低下、前年比0.5%低下となった。速報値から変わらなかった。前年比のCPIがマイナスとなるのは、金融危機が深刻化した2009年以降で初めて。
専門家は今年下期に物価が上昇し始めるとの見方を示した。
国内基準のCPIの内訳をみると、ヒーティング・オイルの価格が前年から約3分の1下落。ガソリンやディーゼルを含む燃料全般は15.4%のマイナスとなった。
燃料やヒーティングオイルを除いたCPIは前年比0.8%上昇した。
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