仏ソジェンの第4四半期は大幅増益、ロシア向け融資縮小へ

2015年2月12日(木)16時08分

[パリ 12日 ロイター] - 仏銀行大手のソシエテ・ジェネラルが発表した第4・四半期決算は大幅な増益となった。ロシア向けのエクスポージャーを縮小する方針も示した。同国向け融資の貸倒引当金が拡大するとみられるため。

同行はロシア子会社への融資を減らしていくと表明。現地子会社はルーブル建ての債券発行への依存度が高まることになる。

訴訟のリスクに備えた引当金を下半期に2億ユーロ(2億2600万ドル)積み増し、11億ユーロとしたことも明らかにした。

第4・四半期の純利益は5億1100万ユーロ。前年同期は1億9100万ユーロだった。収入は7.5%増の61億2300万ユーロ。

2014年通期の連結純利益は31.7%増の26億9200万ユーロ。貸倒引当金が大幅に減少したことが寄与した。収入は5%増の235億6100万ユーロ。

2014年の投資銀行部門の利益は4.1%増だった。

2014年の配当は1株1.2ユーロを提案。前年は1ユーロだった。配当性向は40%で変わらず。ただ、2015年は50%を目指すという。

  • 1/1

今、あなたにオススメ

今、あなたにオススメ