アサヒ、15年12月期は5.2%営業増益で5期連続で最高益へ

2015年2月12日(木)15時57分

[東京 12日 ロイター] - アサヒグループホールディングス は12日、2015年12月期の連結営業利益が前年比5.2%増の1350億円になるとの見通しを発表した。5期連続での最高益となる。

高級ビールの「ドライプレミアム」が好調なほか、ウイスキーの販売増などで国内酒類の増益を見込む。飲料事業も基幹ブランド中心に増益となる見通し。

トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト13人の営業利益予測平均値は1363億円。

年間配当は3円増の48円を予定している。

連結売上高は同3.6%増の1兆8500億円の見通し。国内ビール類飲料(ビール、発泡酒、新ジャンル)の販売数量は前年比0.1%増の1億6340万ケースを計画しており、市場全体でマイナスが予測されるなか、スーパードライブランドや新ジャンルの「クリアアサヒ」などの伸長を見込む。15年は、ビール類以外でも、洋酒やワインなどの拡大も図る。

14年12月期の連結営業利益は同9.2%増の1283億円となった。2年連続でビール類が販売増となったほか、テレビドラマの好影響もあり、ウイスキーが拡大した。飲料事業、食品事業、国際事業もそれぞれ増収となった。

(清水律子)

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