サッポロHDは15年12月期に2桁増益を計画、海外利益拡大見込む
2015年2月12日(木)15時45分
[東京 12日 ロイター] - サッポロホールディングス は12日、2015年12月期の連結営業利益が前年比10.7%増の163億円になるとの見通しを発表した。国内ビール類(ビール、発泡酒、新ジャンル)は4期連続で販売増を計画しているほか、北米やベトナムでの売り上げ拡大も見込んでいる。
トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト6人の営業利益予測平均値は182億円。
2014年12月期の連結売上高は前年比1.7%増の5187億円で5期連続の増収となった。また、営業利益は国内外で販促費が増加したため、同4.0%減の147億円となった。
プリン体ゼロ商品の「極ゼロ」を巡って追加納税116億円(延滞税1億円)を計上しており、当期利益は3億円にとどまった。同社は、社内検証により「極ゼロ」が新ジャンルであることが確認できたとし、国税当局に対して、返還を求めている。
(清水律子)
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