三井住友銀の東亜銀株取得、米ヘッジファンドが反発

2015年2月12日(木)12時54分

[香港 12日 ロイター] - 香港の東亜銀行が9.53%の株式を三井住友銀行に売却することで合意したことに対し、米ヘッジファンド、エリオット・アドバイザーズが批判を強めている。香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが12日報じた。

エリオットの関連企業は東亜銀に対して訴訟を起こしており、11日に1回目の口頭弁論が開かれた。

東亜銀は昨年9月、新株2億2200万株を三井住友に割り当てることで合意したが、エリオット側の弁護士は職務権限を逸脱したとして経営陣を批判している。

株式の売却は規制当局の認可が必要で、承認されれば三井住友は約19.1%を保有する筆頭株主となる。

エリオットは関連会社も含めて東亜銀株2.5%(約18億香港ドル相当)を保有している。

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