ギリシャとユーロ圏の合意めぐり情報錯そう、支援期限後の対応で

［ブリュッセル　１１日　ロイター］ - 関係筋によると、ギリシャとユーロ圏は、現在の支援策の期限が今月末に切れた後、ギリシャの財政にどう対処するのか、合意できていない。１１日に開催したユーロ圏財務相会合の結果をめぐっては、ユーロ圏の関係筋とギリシャの関係筋が、それぞれ異なった説明をしている。

ユーロ圏の２人の関係者がロイターに語ったところでは、合意には達していないが、現在の支援策延長に道を開く内容の共同声明が準備されている。一方、ギリシャ政府筋は、支援策の延長はない、と述べた。

また、複数の外交関係者によると、主な問題は合意の文言とみられる。支援自体は継続する一方、正式な支援プログラムは終了とし、ギリシャ政府の顔を立てる方向で調整が進んでいる可能性があるという。

あるユーロ圏関係者は、声明について、ギリシャが経済改革の実施と、金融上の責務を順守することを盛り込んだ内容になる、と述べた。

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