欧州市場サマリー(11日)

2015年2月12日(木)04時13分

[11日 ロイター] - <為替> ユーロがポンドとドルに対して下落した。ギリシャ債務問題を話し合うユーロ圏財務相会合を控え、同国の先行き懸念がユーロを押し下げた。

ドル/円は約5週間ぶりの高値をつけた後、0.8%高の120.38円で取引された。この日は日本が建国記念日で休場だったため、薄商いだった。

<ロンドン株式市場> 4営業日続落し、10.95ポイント (0.16%)安の6818.17で取引を終えた。銅価格の上値が重いことや原油安でコモディティ株に売りが集中した。

北海ブレント原油は2.3%値を下げた。米国の原油在庫が過去最大となったことに加え、供給過剰懸念やドル高が価格を押し下げた。石油のタローオイルは7.2%下落し、FT100種で最も大きな値下がりとなった。

<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。ギリシャの先行き懸念が重しとなったほか、イタリア金融大手ウニクレディトの決算内容が嫌気され、銀行株が売られた。

ギリシャ・ナショナル銀行(NBG)は9.1%、ピレウス銀行は3.2%下落した。同国の主要株価指数は4.02%低下した。

<ユーロ圏債券> ポルトガル国債利回りが上昇したが、順調な入札結果を受け、その後安定した。ギリシャ市場の混乱が現時点でポルトガルに及んでいないとの見方が広がった。

ポルトガルがこの日実施した10年債入札は、利回りが過去最低を更新した。発行額は12億5000万ユーロ、応札倍率は1.88倍だった。

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