欧州株式市場サマリー(11日)
[11日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 4営業日続落し、10.95ポイント (0.16%)安の6818.17で取引を終えた。銅価格の上値が重いことや原油安でコモディティ株に売りが集中した。
北海ブレント原油
鉱業株指数は0.92%低下。銅価格
欧州のメディアグループ、スカイは2.2%下落。2016年から19年の英サッカー・プレミアリーグ126試合分の放映権を42億ポンド(約63.9億ドル)で購入する契約を結んだが、市場予想をはるかに上回る額が嫌気された。
一方、競合の通信大手BTグループは3.7%上昇した。BTは42試合の放映権を9億6千万ポンドで獲得。放映権料がスカイほど高額でなかったことが好感された。
<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。ギリシャの先行き懸念が重しとなったほか、イタリア金融大手ウニクレディトの決算内容が嫌気され、銀行株が売られた。
FTSEユーロファースト300種指数は4.70ポイント(0.32%)安の1483.69で取引を終えた。
DJユーロSTOXX50種指数は8.99(0.27%)安の3374.14で引けた。
ギリシャのバルファキス財務相はこの日、ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)に対し、支援プログラムの終了を要請する予定。ギリシャ・ナショナル銀行(NBG)は9.1%、ピレウス銀行は3.2%下落した。同国の主要株価指数は4.02%低下した。
ウニクレディトは3.5%の下落だった。通期の利益目標は達成したものの、自己資本がやや減ったことが嫌気された。
一方、ノルウェーの肥料大手ヤラ・インターナショナルは、昨年第4・四半期の利益が市場予想を上回ったほか、増配を発表したことが好感され、株価が5.1%上昇した。
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