カイロ 若きアーティストたちの抵抗
2012年9月28日(金)12時00分
政権転覆から一年半、遅ればせながら「アラブの春」の舞台となったカイロのタハリール広場を訪れた。たまたま、広場に面したカイロ・アメリカン大学で会議があったので、その周辺を毎日通ったのだが、そのキャンパスを囲む壁が巨大な落書きで埋め尽くされている。一年半前のタハリール広場でのデモは、若いアーティストが音楽や絵や映像などを披露する、一種のアート解放区となったのだが、デモ自体が縮小しても、批判的アーティストが壁に集う伝統は定着したようだ。
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