「池の中の鯨」になった黒田日銀はうまく泳げるのか

2013年4月9日(火)19時01分
池田信夫

 黒田東彦総裁が就任して初の金融政策決定会合が4日行なわれ、日銀は2014年末までに270兆円の資金供給を行うことを中心とする大規模な「質的・量的緩和」を発表した。長期国債を買い続けて「資金量を2年間で2倍にして2%のインフレ目標を実現する」という黒田総裁のプレゼンテーションは市場に強いインパクトを与え、為替は一挙に2円もドル高になり、日経平均株価は1万3000円台に乗せた。

本文を読む

今、あなたにオススメ

今、あなたにオススメ