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ロシアロシア軍、バルト海側で態勢強化 24時間以内に攻撃可能
4月3日、リトアニアの情報機関は年次報告で、ロシア軍がリトアニアなどのバルト諸国を命令が出てから24時間後には攻撃できる態勢をとっていると指摘した。写真はリトアニアのカロブリス国防相、ルクラで2月撮影(2017年 ロイター/Ints Kalnins)
リトアニアの情報機関は3日発表した年次報告で、ロシア軍がリトアニアなどのバルト諸国を命令が出てから24時間後には攻撃できる態勢をとっていると指摘した。
リトアニア、ラトビア、エストニアのバルト3国はかつてソビエト連邦に編入されていたがその後独立し、欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)のメンバーになっている。しかし、2014年にロシアがクリミアを併合したのを受け、ロシアの動向に神経をとがらせている。
リトアニア情報機関の年次報告によると、ロシアは昨年、バルト海沿岸のカリーニングラードの軍を増強し、攻撃開始に要する時間を短縮した。
カロブリス国防相は会見で「これはNATOが決定スピードを上げるべきというシグナルだ」とし、NATOの反応は遅いとの認識を示した。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は、定例会見で、反ロシア感情の表れと懸念を退け「モスクワは常にバルト諸国との良好な関係を支持してきた」と述べた。