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アメリカ政治グリーンカード保有者、米入国にトランプ大統領令の適用免除不要に
2月1日、米ホワイトハウスは、移民の入国を制限するトランプ大統領の大統領令を巡り、永住権保有者は米国への入国に際し適用免除を申請する必要はないとの見解を示した。ボストンの空港で1月撮影(2017年 ロイター/Brian Snyder)
米ホワイトハウスは1日、移民の入国を制限するトランプ大統領の大統領令を巡り、永住権保有者は米国への入国に際し適用免除を申請する必要はないとの見解を示した。
スパイサー大統領報道官は記者会見で「合法的な永住者であれば、もはや免除は必要ない」と述べた。
移民に関する大統領令では、永住権保有者に対する制限を巡り混乱が生じていた。
政権関係者は当初、大統領令の対象に入る永住権保有者は入国が禁止されるが、免除措置を申請し、再審査を受けることができるとしていた。
その後、合法的な居住者の拘束に強い反発が出たことから、国土安全保障省は1月29日、永住権保有者については米国便への搭乗を認めた上で到着後に審査を行う方針を示した。
スパイサー報道官は、ホワイトハウスが1日に、合法的な永住者は免除を取得する必要はないとの新たな方針を示したことを明らかにした。
報道官は「プログラムの開始当初は免除を取得してもらう方針で、全員が付与されていた」とした上で、「効率化のため、もはや免除は必要ないと判断した」と述べた。