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アメリカ社会ニューヨークの名所ブルックリン橋など5万6000の橋に構造欠陥
2月15日、米国道路建設者協会は、ニューヨークの観光名所であるブルックリン橋(写真)など、全米にある橋の約9%に相当する5万5710の橋に構造上の欠陥があるとの報告書を公表した。昨年9月撮影(2017年 ロイターMark Kauzlarich)
米国道路建設者協会は15日、ニューヨークの観光名所であるブルックリン橋など、全米にある橋の約9%に相当する5万5710の橋に構造上の欠陥があるとの報告書を公表した。前年よりわずかに減少したという。
そのうち、約1900の橋は州間高速道路上にあり、欠陥のある橋を車が通る回数は1日に1億8500万回だったという。
米運輸省の「National Bridge Inventory」のデータを基に、同協会が報告書にまとめた。欠陥がある橋に切迫した危険はないかもしれないが、「注意する必要はある」としている。
報告書によると、構造上の欠陥のある橋の中で、交通量の多い橋は14位までカリフォルニア州が占めた。また、欠陥のある橋の最も多い州はアイオワ州の4968で、最も少なかったのはネバダ州の31だった。
同協会のチーフエコノミストのアリソン・プレモ・ブラック氏によると、当局は橋の修復費用を7000億ドル以上と見積もっているという。