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テスラ初の自動走行死亡事故、車両欠陥の証拠ない=米運輸省

2017年1月20日(金)09時30分

1月19日、米運輸省道路交通安全局は、米電気自動車(EV)メーカーのテスラ・モーターズが生産する「モデルS」の初の死亡事故を調査した結果、車両の欠陥を示す証拠は見当たらなかったと発表した。写真は同社のロゴ。韓国・河南市で昨年12月撮影(2017年 ロイター/Kim Hong-Ji)

 著米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は19日、米電気自動車(EV)メーカーのテスラ・モーターズが生産する「モデルS」の初の死亡事故を調査した結果、車両の欠陥を示す証拠は見当たらなかったと発表した。同車種のリコール(回収・無償修理)は求めない方針を示した。

 昨年5月にフロリダ州で起きた死亡事故では、モデルSのドライバーが「オートパイロット(自動運転)」モードを使用中にトラックに衝突。NHSTAは6カ月にわたって調査を実施した。

 この事故は大きく注目され、自動運転システムの安全性に疑問が投げ掛けられていた。このためNHTSAの調査結果は、自動運転車の開発を競い合っているメーカー各社には支援材料となりそうだ。

 運輸省のフォックス長官は記者団に対し、ドライバーは運転に際して自分の義務を重大に受け止めなければならず、自動車メーカー各社は自動運転システムの限界を説明する必要があると述べた。

[ワシントン 19日 ロイター]


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