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ブレグジットスコットランド首相「ブレグジットで要求却下なら独立問うべき」
1月17日、英北部スコットランド行政府のスタージョン首相は、英政府の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)計画をめぐるスコットランドの意見が受け入れられなければ、スコットランドは独立を問う投票を行う権利を得るべきだと主張した。写真は昨年12月撮影(2017年 ロイター/Russell Cheyne)
英北部スコットランド行政府のスタージョン首相は17日、英政府の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)計画をめぐるスコットランドの意見が受け入れられなければ、スコットランドは独立を問う投票を行う権利を得るべきだと主張した。
EU離脱交渉の方針に関するメイ英首相の演説を受けて発言した。
昨年6月の英国民投票でスコットランドの住民は多数がEU残留を支持したが、スタージョン行政府首相は、メイ首相の演説を受けてスコットランドの独立を求める声がいっそう強まるとの見方を示した。
英国のEU離脱をめぐりスタージョン行政府首相は、スコットランドが英国の一部にとどまりつつEU単一市場へのアクセスを維持する選択肢など、一連の案を英政府に提示している。
スタージョン氏は、スコットランドの意見が考慮されているという証拠が必要だとし、「英政府はスコットランドに選択肢を与えずに、われわれをEUや単一市場から離脱させることはできない」と主張、「きょうの首相演説で選択肢がより明確になった」と述べた。