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台湾台湾の蔡英文総統が米経由で中米歴訪「台湾の国際的知名度高まった」
1月15日、台湾の蔡英文総統は15日、中米歴訪と経由地である米国での滞在について、国際社会での台湾の知名度が高まったとの認識を示した。中米訪問後立ち寄ったカリフォルニア州バーリンゲームでのランチ会合に向かう蔡英文総統。14日撮影(2017年 ロイター/Stephen Lam)
台湾の蔡英文総統は15日、中米歴訪と経由地である米国での滞在について、国際社会での台湾の知名度が高まったとの認識を示した。
歴訪を終え15日夜に台湾に到着した蔡総統は、「第一の目的は友好関係を強化するとともに、台湾を国際舞台に登場させることだった」と述べた。
また中米4カ国の首脳と会談したことを明らかにし、「経由地米国での短時間の滞在を利用して産業界訪問や要人との面会もできた」と述べた。
蔡総統は往路の経由地ヒューストンで共和党下院議員らと面会し、復路の経由地サンフランシスコではツイッター(TWTR.N)などを訪れた。
中国は台湾をめぐるトランプ次期米大統領の発言に反発を強める中、蔡総統が往路・復路の双方で米国への立ち寄りを認められたことにも不満を示している。
中国外務省は14日、中米関係にとって「一つの中国」の原則は交渉余地のない政治的基盤だと強調し、米国の「関係者」は台湾問題をめぐる微妙な側面に配慮すべきだとの立場を示した。
トランプ氏は13日の米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、「一つの中国」の原則を中国との取引材料に利用する可能性を示唆する発言をしており、外務省の声明はこうした発言に直接反応したものとみられる。