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シリアシリアの子どもたち「僕は捕らわれています。助けて」 ポケモンGOを使い窮状訴え
7月22日、世界的な大ヒットとなったスマホゲーム「ポケモンGO」の人気を利用して世界の注目を集め、5年に及ぶ内戦に苦しむ子どもたちの窮状を訴える試みが、シリアの反体制派によって行われた。写真はシリアの都市で、ポケモンの絵を掲げて支援を求める子どもたち。西側の支援を受ける活動家や反体制派の統一組織である「シリア国民連合」によって22日に公開された。(2016年 ロイター/Revolutionary Forces of Syria Media Office)
世界的な大ヒットとなったスマホゲーム「ポケモンGO」の人気を利用して世界の注目を集め、5年に及ぶ内戦に苦しむ子どもたちの窮状を訴える試みが、シリアの反体制派によって行われた。
包囲されたシリアの都市で、ポケモンの絵を掲げて支援を求める子どもたちの写真が、西側の支援を受ける活動家や反体制派の統一組織である「シリア国民連合」によって公開された。
これは、スマホのカメラを使って可愛らしいモンスターを現実世界で探し歩くゲームアプリ、ポケモンGOの成功に乗じる試みだ。
「ポケモンを探しているなら、シリアで見つけられる」。シリア国民連合の広報部門、シリア革命軍(RFS)メディア・オフィスはツイッターでこう述べた。
多くのシリア人は、世界が同国の内戦を無視していると感じている。この内戦によって25万人以上が死亡、人口の半分が移住に追い込まれ、数十万の人々が政府軍か反体制派のいずれかに捕らわれている。
ポケモンのキャラクター「ピカチュウ」の絵を手にした子どもは、「僕は東ゴータのドウマで捕らわれています。助けて」とのメッセージを掲げた。
ドウマは首都ダマスカス近郊にあり、政府軍に包囲されている。国連によると、ドウマとその近郊には何万人もの民間人がおり、日常的に爆撃が行われている。
反政府派もまた、シリア北部の政府軍が支配する都市を包囲しており、政府軍が支配するアレッポとダマスカス近郊にロケットや迫撃砲を撃ち込んでいる。