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香港キャセイ航空、CAにマスク着用を許可 新型肺炎予防で

2020年1月22日(水)16時32分

香港のキャセイ・パシフィック航空は、新型コロナウイルスによる肺炎への感染予防のため、中国本土路線に乗務する客室乗務員にマスクの着用を許可した。写真は香港空港に着陸するキャセイ機。昨年8月撮影(2020年 ロイター/Thomas Peter)

香港のキャセイ・パシフィック航空は、新型コロナウイルスによる肺炎への感染予防のため、中国本土路線に乗務する客室乗務員にマスクの着用を許可した。

また、新型肺炎感染の発生地である湖北省武漢を結ぶ路線について、2月15日まで手数料なしで予約の変更・キャンセルを可能とする措置を発表した。

中国国家衛生健康委員会は22日、新型コロナウイルスによる肺炎について、21日時点で13省の計440人の感染を確認し、死者は9人になったと発表した。

症例は米国やタイ、韓国、日本でも報告されている。

春節休暇を控えて新型肺炎への感染拡大懸念が高まるなか、キャセイ航空の客室乗務員が加盟する労働組合には、組合員からウイルス感染にさらされる危険に関して「極めて多くの」メールが寄せられたという。

中国の航空当局は21日、本土の航空各社に対し、武漢路線について顧客からの要望があった場合には手数料なしで予約の変更や払い戻しを行うよう指示。ダイワのアナリストによると、24社以上の航空会社に影響があるという。

キャセイ航空の株価は新型ウイルスの感染が拡大して以降、月初から10%下落している。

[ロイター]


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