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激安製品を生む「逆イノベーション」

Cheap, Cheap, Cheap

2010年02月02日(火)16時09分
ダニエル・マギン(ビジネス担当)

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[2010年2月 3日号掲載]

 インドのタタが発売する大衆車ナノ(2500ドル)、台湾のコンピューターメーカー、エイサーのネットブック(250ドル)、米電機大手ゼネラル・エレクトリック(GE)の携帯型心電計(1000ドル)。その共通点は?

 米ダートマス大学経営大学院グローバル・リーダーシップ研究所のビジェー・ゴビンダラジャン教授によれば、これらの製品はグローバル化の新たな推進力になりつつある「逆イノベーション」の実例だ。「歴史的にみてアメリカ企業は国内でイノベーションを行い、国外に製品を送り出してきた」と、彼は言う。「逆イノベーションはその反対だ。今は貧しい国で企業がイノベーションを行い、製品をアメリカに持ち込んでいる」

 そうした製品は新興市場向けに作られているため驚くほど安く、節約志向の先進国の消費者の目にも魅力的に映る。

 中国やインドなど急成長する市場をターゲットに多国籍企業が研究開発予算を増やすことで、この流れはさらに加速するだろう。43ドルの浄水器、70ドルの携帯冷蔵庫など新しい例も生まれていると、ゴビンダラジャンは言う。「貧しい国だけでなく世界中の国々にとって、逆イノベーションは未来の原動力になる」

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