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ハマー買収を中国がためらう訳

China's Hummer Deal Could Be a Lemon

2009年07月27日(月)14時22分
メリンダ・リウ(北京支局長)

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[2009年7月29日号掲載]

 6月に米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)からSUVのブランド「ハマー」を買収したのは、中国でも無名の四川騰中重工機械というメーカーだった。この一件は当初、中国の台頭を象徴するものと考えられた。

 しかしここにきて、中国政府がこの買収を認めない可能性が出てきた。国営メディアは、燃費の悪いハマーは中国の新しい省エネ政策にそぐわないと報じている。

 もっとも、これは表向きの説明。中国政府が本当に心配しているのは、ハマーの立て直し戦略が失敗し、国際市場における中国のイメージに傷がつくことらしい。国内メーカーが外国車を手掛けるのは時期尚早だと、政府が考えても無理はない。四川騰中重工機械の主力製品は、ダンプカーとコンクリートミキサー車だ。

 失敗例は過去にもある。04年に中国最大の自動車メーカー、上海汽車が韓国の双竜自動車を買収したが、韓国の労働組合の抵抗に遭って経営は難航し、09年撤退した。

 外国資産は「スムーズに受け入れにくい」と、インターチャイナ・コンサルティングの企業買収・合併専門家であるエデュアルド・モーシロは言う。双竜自動車はアジア以外ではあまり知られていないが、世界ブランドのハマーで失敗すれば打撃も大きいだろう。

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