Newsweekアーカイブ&スペシャルリポート
金融危機クロニクル
リーマンショックから1年、
崩壊の軌跡と真因を検証する
サブプライム、証券化、レバレッジ、CDS――音もなくウォール街を蝕んでいた怪物が次々と正体を現し、世界経済を恐怖のどん底に陥れた。その発生から相次ぐ名門金融機関の破綻と救済、そして米政府とFRBがひとまず世界を救うまで
Photo, from left: Joshua Lott-Reuters, Jonathan Ernst-Reuters, Shannon Stapleton-Reuters
米住宅バブルの崩壊始まる
都市部の大半で住宅価格が下落し、「不動産頼み」の経済成長に終わりが見えてきた
サブプライムショックで世界同時株安
アメリカの住宅ローン焦げつきが、証券化でバラまかれた「見えないリスク」を通じて世界に飛び火
自動車や小売りに波及し米景気後退へ
サブプライム危機が雇用や消費の実体経済にも影を落とし始めた。住宅価格の底打ちはまだか
サブプライム損失でシティ巨額赤字
市場予想をはるかに上回る巨額損失が暗示する景気と金融、恐怖のシナリオ
ベアー・スターンズ実質破綻
米投資銀5位のベアーがものの数日で突然死。息の根を止めたのは、ウォール街に取りついた疑心暗鬼だ。
米政府、ファニーとフレディ救済を発表
住宅ローン市場の「最後の砦」が落ち、アメリカはいよいよ大恐慌の様相を呈してきた
リーマン・ショック!
米政府と大銀行幹部が破綻寸前のリーマン・ブラザーズをめぐって繰り広げた週末の崖っぷちバトル
AIG国有化、金融版「大量破壊兵器で」
米保険最大手AIGを倒しウォール街を廃墟にしたのは、JPモルガンが生んだ金融モンスター「CDS」だった
7000億ドルの金融安定化法成立
米政府がウォール街の再生に乗り出した。アングロサクソン型市場万能モデルに代わる新経済秩序とは
ビッグスリー、株価暴落で破綻危機
金融危機の煽りで自動車販売が冷え込むなか、赤字で手元資金を食い潰すビッグスリーに市場が売りを浴びせ始めた
オバマが7870億ドルの景気対策法に署名
鳴り物入りで成立した景気対策は欠陥だらけ。効果はあまり期待できない
バーナンキ「若い芽」発言
FRB議長が景気回復の兆しに言及。「若い芽」という言葉自体は流行し花開いたが、経済の本格回復はいつになるのか
ガイトナー、金融規制改革案を発表
巨大金融機関の存続を容認するガイトナー財務長官は、ウォール街に操られて大きな過ちを犯しているのかもしれない
ゴールドマン公的資金返済へ
立ち直ったように見えても資産の中身は見えないまま。借りを返させて自由の身にしてやるのはまだ早すぎる


