金属労協、今春闘で平均1万4149円を要求 14年以降で最大
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2月27日、金属労協(JCM)は今年の春闘で傘下組合が平均1万4149円の賃上げを要求したと発表した。写真は円紙幣。2022年11月、都内で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
Tetsushi Kajimoto Makiko Yamazaki
[東京 27日 ロイター] - 金属労協(JCM)は27日、今年の春闘で傘下組合が平均1万4149円の賃上げを要求したと発表した。賃金の底上げ(ベースアップ)が復活した2014年以降で最大。25日時点の集計結果で、前年同時期の平均を1757円上回った
今年の春闘は3月12日に集中回答日を迎える。JCMを構成する3050組合のうち、25日時点で半分弱の1416組合が要求を提出し、約9割の組合が賃上げを求めている。
JCMは自動車総連、電機連合、基幹労連、全電線他計5つの産業別労働組合で構成されており、200万人の労働者を代表する。
連合が集計した24年の平均賃上げ率は5%超と、33年ぶりの高水準だった。